加茂錦 荷札酒シリーズ 飲み比べ

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 懇意にしてる酒屋が新潟の加茂錦酒造のお酒を扱いだしたということで、とりあえず飲み比べをしてみました。飲み比べたお酒は次の通り。

  • 仲汲み 生詰原酒 1801号酵母、1401号酵母ブレンド
  • 撫子 1801号酵母、1401号酵母ブレンド
  • 黄水仙 滓がらみ 協会10号酵母
  • 紅桔梗 協会14号酵母

 加茂錦 荷札酒シリーズは全て純米大吟醸(麹米 山田錦、掛米 五百万石、精米歩合 50%)で、酵母違いを楽しむものだそうです。仲汲み 原酒をベースに、同じ酵母の撫子と異なる酵母の紅桔梗、黄水仙があります。酵母違いを楽しむといえば、天吹の花酵母違いのお酒を思い出すのですが(花の名前ついてるし)、加茂錦はイメージで花の名前をつけてるだけで、花酵母を使ってるわけではなかったので、安心して飲めました。勉強不足で酵母の特徴を把握していないので、次のサイトを見ながら飲みました。

日本醸造協会(酵母の供給)

協会系酵母 - Wikipedia

 

 上記、紅桔梗だけアルコール分18度、日本酒度+2で、他はアルコール分16度、日本酒度+1なのだけど、14号酵母の説明をみると、「吟醸の香りを生むのに適する」と書いてて、へーーーって思ったけど、「生成される酸が少ない」と書いてるのに、仲汲み・撫子は酸度1.6、黄水仙は酸度1.5、紅桔梗は酸度1.8って書いてて、あれれって感じです。ちゃんと学べば、このあたりのこと、よくわかるんですかね。あと思ったは、仲汲み・撫子の1801号酵母はブレンド用だそうですが、1401号酵母単体とかあっても面白いのかなって。まんさくの花みたいにお米違いとかだともう少しわかりやすいんですけどね。

 

 飲んでみて個人的な感想ですが、仲汲みは飲んだ時、舌に味わいを感じるけど、喉を通る時には味を感じなくなってて、あまり好きじゃないタイプのお酒でした。撫子は後味もあって良かったです。黄水仙は滓がらみなだけあって、酸度がありました。チーズとかあうかも。紅桔梗は純米大吟醸だけど、酵母で吟醸感があるため、キレのある味わいでした。今日は味噌煮込み野菜を食べながら飲んだので、撫子、紅桔梗がよくあいました。