気になるお酒2019

飲んでます。備忘録的な感じで書きます。

羽根屋 CLASSIC

四季醸造になって、私の好みとは違うかなって思って遠のいてたけど、昨年末くらいに出てきたこのお酒は以前と同じくらい好みの味でした。その後、3ヶ月後くらいして出たのはあまり好みではなかった。けれど、今年の4月、11月の人形町界隈の飲み歩きの会で出た「火入れ」は美味しかった。3ヶ月後のやつも、家で3ヶ月くらい寝かせると、それなりの味になってた。羽根屋は流通を急ぎすぎてて(4月にひやおろし出したときは笑った。平成最後のひやおろしw)、評価変わったりしない?大丈夫?って思った。

雄東正宗 発光路強力

今年のは大して・・・だけど、平成26年か28年の寝かせたやつが角がとれて、非常に味わい深かった。11月の人形町日本橋)の飲み歩きで飲んだお酒の中で一番美味しかった。

萩乃露 雨垂れ石を穿つ

ここ数年、私の中で萩乃露ブームですが、これは昨年から飲んでる。10月頃に出るお酒で、今年も飲みました。日本酒度がとても低い(マイナス)のだけど、すっきりした味わいで、秋の夜長にまったり飲むのにぴったり。

WAKAZE

リキュール的なやつ。いろんな香辛料やフルーツを醗酵させて作ってる。三軒茶屋で配合研究して、各地(海外も)の蔵に依頼を出してるらしい。配合は食事とのペアリングを意識してる。飲み比べイベントに参加したときは料理がなかったためか、茶葉配合のFONIA teaシリーズが一番美味しいと感じた。

 

だぢゅー2017

 全然更新してないブログなので、1年前に書いた記事がtop5?くらいに出てきた。

だぢゅー - ねこまんますてーしょん

 

 今年も買いました。今年は4/8でした。だぢゅー、昔はいつでも買えるお酒だったのに、すぐ売り切れるから店の入荷日を気にしないといけなくなったのはいつからだろう。

 ちなみに、今年のだぢゅーはここ数年で大変美味しいです。いつもは最初の一口目は「あれ?こんなもんだっけ?」って感じで、数日置いて飲むと良い感じになるのですが、今年は口開けでその状態でした。出来が良かったのか、蔵からの出荷が遅くなったからか。ひやおろし出荷時期の件を考えると、後者も否定できない。

第5回 日本橋エリア 日本酒利き歩き 2017に行きました

 いつもの、文句言いながらも行きました。色々試せて良い催しではあるので。

 

http://sasas.jp/blog/event/kikiaruki5th.html

 

 前回(2016年10月)は福徳の森完成記念で、あそこでだけでやっていたのですが、今回はいつものイベントになりました。と思ってたら、とんでもなく更に大きな存在になってました。単純なエリア(参加店舗)拡大、福徳の森でも日本酒・つまみブースの出店、あちこちのお店やホテルに振る舞い酒ブースの設置、の三本柱。

 福徳の森の広場は酒燗器のメーカーが燗酒ブースを設置して、他の飲み屋さんがお手伝いに来てました。酒蔵の人はいないけど、気軽に飲めるのは良いです。イベント参加者じゃなくても1杯500円で飲めるようにしていたのも良いです。ただ、つけかたは微妙かも(少し温めただけ。温度確認もなし)。

 振る舞い酒ブースはかなり驚きました。次の飲み屋に向かって歩いていると、ホテルの入り口や雑貨屋のお店の前でお酒を飲んでいる集団がいるのです。パンフレット見て、ここで飲んでもいいの??と確認するくらい突然目の前に現れるのです。ここも蔵の人はいません。お酒は酒屋から適当にあてがわれ、手酌。有料・無料でオツマミを出してるお店も有り。この近辺(神田~東京)は江戸時代からの職人の街なので、路地に入ると面白いお店が多くて、そういうお店が振る舞い酒ブースとして参加してるので、お酒を飲みながら文化を知ることが出来た方も多いのでは。

 

 こういうイベントの時、お酒を飲んだ時に飲むと良いという清涼飲料水を提供してくれるメーカーをちょいちょい気にしているのですが、今回もハウスのウコンの力でした。お酒飲んだ時に飲むやつは、そもそも良いお酒に出会うのは他の人からその機会をいただくことが大きな要因であるように、CMよりも口コミがものすごく大きな影響を与える市場です。飲み屋のイベント行くと、ぼくのおすすめのさぷり合戦が始まるくらいです(個人の感想です)。前回?が5000人程だったらしいので多めに見て6000人だとすると、一つ200円で計算すれば120万?TVCMがどれくらいかかるかわからないけど、こういうプロモーション戦略もあるんだなって思いました。

 

 今回一番の衝撃は、羽根屋 純米中汲み 原酒の生産が終わるということ。その人が蔵の人なのかどうか知らないので、真実は知らないけど。数年前、煌火の生産を初めてから、売れ行きがとても良いらしいし、特別純米がどんどん煌火よりの味わいになっていったことから、なんとなくその可能性も感じていたけれど、こんなに早く実現するとは。個人的に煌火以前のお酒が好きだったので、この純米中汲み原酒とひやおろしは買い続けていたのに。毎年10本くらい買ってたのに。ちなみに今年はまだ8本(売り切れただけなんだからね!)。

 

若駒の会、Shikoku Sake Trip、秋空日本酒バル、福徳の森日本酒祭、大江戸日本酒まつり、日本橋 美食熈代屋台

 3,4,9,10月あたりはお酒が出る時期なのか気候が良いのか、日本酒のイベントが多いので、週末はどこかで飲むことが多かったです。

 

9/11 若駒の会

 錦糸町MARUにて、若駒酒造の蔵の人が来て、色んな若駒を飲む会です。最近、蒸し燗というのが流行っている?らしくて、通常の熱湯で温めたものと蒸籠で蒸したものをいただきました。個人的には熱湯の方が好き。熱湯の方が、酒米がふっくらした感じがしてて、まったり飲める感じ。けど、乾杯酒は蒸籠蒸しの燗も良かったので、色々試さないと。

 

9/22 Shikoku Sake Trip

 四国のいくつかの蔵のお酒の会です。今回が初めての会だそうで、イベント会場(室内)でお酒や料理を戴いたり、蔵の人とお話したりできます。金陵、川鶴、華姫桜、石鎚、賀儀屋、山丹政宗、京ひな、城川郷、久礼、文佳人、豊能梅、安芸虎、御殿桜、鳴門鯛、三芳菊、が来ていました。徳島のお酒はLED夢酵母を使っているものを出していました。徳島にある日亜化学工業青色発光ダイオードが開発されたように、すごい酵母を開発しよう、という想いから、LEDという名前がついてるとか。

 最初は参加費ちょっと高いかなって思ったけど、食べ放題飲み放題で、料理も結構充実していたので、高くはなかったです。お酒の一部も販売していたので、豊能梅 ひやおろし、京ひな 一刀両断を買いました。

 

9/25 青空日本酒バル

 千葉の公園で、千葉のお酒をいただく会です。酒屋さんのブースもあるので他にも色々ありますが。お酒はチケットで、料理は現金で支払います(チケットが使えるところもあるけど、足りない分を現金で要求されたりするので、最初から現金出した方が楽)。

 

10/1,2 福徳の森日本酒祭

  日本橋にできた福徳神社、その隣の広場?でお酒をいただく会です。お昼はチケット制で、夜は飲み放題。今回はお昼に参加しました。人形町の新川屋佐々木酒店がいつも近隣の飲み屋と協力した飲み歩きのイベントが今回はこの広場だけでやった、というものです。ちょっとした料理は販売してたけど、持ち込みメインっぽい感じでした。昼間だからなのか、そんなに混んでなくて、飲みたいと思ったお酒がすんなり飲めたし、次のお酒が欲しいときに大して歩かなくてよいので、昔の一店舗だけでやってた頃の感じがあってよかったです。燗とか蔵の人とかなかったのだけれど。夜にはいたのかな?

 

10/2 大江戸日本酒まつり

 神田の路上で料理とかお酒とか出してる会です。去年は人形町の飲み歩きの会と違う週だったのに、今回は同じ週でした。こちらは人がすごく多かったです。支払いは現金が電子マネーだけど、現金のみのお店もありましたね。たしか、去年と同じところ。近所の飲み屋さんの出店は、「おいしかったらまた今度きてね~」って言えるので、福徳の森日本酒祭よりも良い感じなのでは、って思いました。開催時間も早めで、近所の飲み屋さんが早い時間から特別営業してるってのも、良い感じ。

 

10/9,10 日本橋 美食熈代屋台

 福徳神社が出来て、春に福徳神社とコレドと間あたりで路上で料理とかお酒とか出してる会です。福徳の森日本酒祭とは熈代祭の一部の関係です。支払いは現金で、日本酒出してる三四四会はチケット(コイン)制です。

 

思ったこといろいろ

 外で日本酒を飲む会は参加費を払ってぐい呑を貰い、それが参加費を払ってる証になってます。大江戸日本酒まつりは参加費払って各屋台支払いだけど、青空日本酒バル、日本橋 美食熈代屋台はぐい呑+チケット代の支払い。福徳の森日本酒祭はお昼は参加費なし、夜は飲み放題なので参加費払ってぐい呑をもらう、という形式。ただし、青空日本酒バルは前回参加したときに貰ったぐい呑を持参すると参加費無料(チケット代のみ)になります。このシステム、参加費(ぐい呑代)が無料になるし、家にぐい呑が増えなくて済むのでとても良いシステムなだと思うので、他のイベントでもやってくれるといいのに。日本橋 美食熈代屋台のぐい呑は前回と同じものだったので、もしかして前回の使えるのかな?公言してないけど(1000円でぐい呑+2杯、おかわりは400円で1杯、1000円で3杯)。大江戸日本酒まつりは前回と印字してる文字の色が違うので「だめだよ」って主張してますね。数年前の東北地方太平洋沖地震への募金のために生まれたguinomi300プロジェクトだったら毎回支払っても良いかなとは思うけど。そういえば、最近guinomi300プロジェクト全然聴かないんだけど、まだやってるのかな?当時は飲み屋の日本酒イベントのぐい呑を使ってて、うちに沢山あるんだけど。

 

 10/10 修正

 日本橋 美食熈代屋台(三四四会)のぐい呑も前回と色違いかも。うちに青2つ赤1つあるけど、何で貰ったか覚えてない。

 

だぢゅー

 福島の花泉酒造のお酒です。ロ万シリーズの3月頃に出る限定酒で、他のロ万シリーズの華やかさと、2回火入れのキレのバランスが良く、自宅の常酒にしていたのですが、1,2年くらい前から手に入れ辛くなったので、出荷したらまとめ買いをするようになりました。今年は3/19からお店で扱いだしたようです。

 右は昨年、左は今年。写真だとロ万の文字が目立つように見えますが、だぢゅーの文字が白・ピンク色でキラキラしてるので、実際には見え辛いです。味は、今年のは甘い感じがしますが、暫く寝かせておくと変わるのかな。

 

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加茂錦 荷札酒シリーズ 飲み比べ

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 懇意にしてる酒屋が新潟の加茂錦酒造のお酒を扱いだしたということで、とりあえず飲み比べをしてみました。飲み比べたお酒は次の通り。

  • 仲汲み 生詰原酒 1801号酵母、1401号酵母ブレンド
  • 撫子 1801号酵母、1401号酵母ブレンド
  • 黄水仙 滓がらみ 協会10号酵母
  • 紅桔梗 協会14号酵母

 加茂錦 荷札酒シリーズは全て純米大吟醸(麹米 山田錦、掛米 五百万石、精米歩合 50%)で、酵母違いを楽しむものだそうです。仲汲み 原酒をベースに、同じ酵母の撫子と異なる酵母の紅桔梗、黄水仙があります。酵母違いを楽しむといえば、天吹の花酵母違いのお酒を思い出すのですが(花の名前ついてるし)、加茂錦はイメージで花の名前をつけてるだけで、花酵母を使ってるわけではなかったので、安心して飲めました。勉強不足で酵母の特徴を把握していないので、次のサイトを見ながら飲みました。

日本醸造協会(酵母の供給)

協会系酵母 - Wikipedia

 

 上記、紅桔梗だけアルコール分18度、日本酒度+2で、他はアルコール分16度、日本酒度+1なのだけど、14号酵母の説明をみると、「吟醸の香りを生むのに適する」と書いてて、へーーーって思ったけど、「生成される酸が少ない」と書いてるのに、仲汲み・撫子は酸度1.6、黄水仙は酸度1.5、紅桔梗は酸度1.8って書いてて、あれれって感じです。ちゃんと学べば、このあたりのこと、よくわかるんですかね。あと思ったは、仲汲み・撫子の1801号酵母はブレンド用だそうですが、1401号酵母単体とかあっても面白いのかなって。まんさくの花みたいにお米違いとかだともう少しわかりやすいんですけどね。

 

 飲んでみて個人的な感想ですが、仲汲みは飲んだ時、舌に味わいを感じるけど、喉を通る時には味を感じなくなってて、あまり好きじゃないタイプのお酒でした。撫子は後味もあって良かったです。黄水仙は滓がらみなだけあって、酸度がありました。チーズとかあうかも。紅桔梗は純米大吟醸だけど、酵母で吟醸感があるため、キレのある味わいでした。今日は味噌煮込み野菜を食べながら飲んだので、撫子、紅桔梗がよくあいました。