第13回 若手の夜明け に行きました

 毎年2回ある日本酒の試飲会に行きました。今回は36蔵も参加しており、そのせいか、場所がいつもの渋谷シダックスホールからベルサール原宿に変わりました。1階のガラス張りのフロアを利用しているため、外からじろじろ見られてました。

 時間帯も変わり、3部制なのは同じですが、1部が午後開始で、各部30分少なめの1時間半でした。ただ、1部は12時半開始なのに、12時前から人が並んでいたせいか、12時過ぎには入場していたみたいです。

 今回私はひやおろしをメインに飲みました。気に入ったお酒について述べます。

 

羽根屋 特純ひやおろし

 今年度はじめてのひやおろしは、ここでいただくことになりました。羽根屋はフルーティーで美味しいのだけれど、四季醸造になって煌火が流通したあたりで、キレが良いときと、少し甘みが目立つときがあって、出荷されたらひと通り飲んでみているのですが、「美味しいけど、今日はこれの気分じゃないな」と感じることがあります。夏はわりと多いです。暑い日に水分補給で飲んだためかもしれませんが。そんななか、ひやおろしは間違いなくキレがあり、羽根屋らしいフルーティーさのバランスが良く、今年も美味しかったです。ちなみに、この日一緒に提供していた煌火と特別純米は8月出荷のものでした。これもバランスが良く、美味しかったのですが、個人的にはひやおろしの方が好きです。もし特別純米が昨年末の吟吹雪であれば悩んでいたと思いますが、実験的な造りだったようなので、もう飲めそうにありません。

竹葉 能登純米 能登山田錦

 竹葉は能登のお酒です。関東ではあまり見かけなく、買うときはいつも、北陸の酒屋から取り寄せています。北陸のお酒って、幅が広いっていうか、私の中で好みのお酒とそうじゃないお酒が綺麗に分断できるくらい色んなお酒があり、竹葉も後者よりでしたが、石川門を使ったお酒は雑味がなく、すっきりした味わいで、非常に美味しかったです。また、能登産の山田錦で作ったお酒は、石川門より甘さ控えめでこれも良いものでした。純米大吟と純米があり、どちらも精米歩合が50%なのですが、純米の方が味があって、好みです。

久礼 純米酒 ひやおろし 松山三井

 ひやおろしは三種類あったけれど、私の好みはこれかな。久礼はぴちぴちした感があって、刺身とかを一緒にいただくことが多かったのですが、これは秋刀魚や鮭などの焼き魚にも合いそうだと感じました。ひやおろしだからかと思ったのですが、それ以外の特別純米 手詰直汲み生原酒、純米吟醸 山間米にも同じような印象を受けました。1,2年前は、美味しいけど飲み続けるのは辛いかなという印象でしたが、今年の久礼をいろんな料理にあわせていただくと面白いかもしれません。

 

 

 他にも美味しいお酒は沢山あったのですが、ありすぎて書くのが大変なので、省略します。若手の夜明けは色んな出会いがあって、とても楽しいのですが、回数を重ねるごとに参加蔵数増加、時間短縮になるのは辛いです。