梅一輪 飲み比べ
昨年、千葉の公園でのイベントで飲んでから気になってた梅一輪を色々仕入れて飲み比べました。今回飲み比べをしたのは次の通り。
個人的な感想ですが、どれも綺麗なお水の様。吟醸や5年古酒でさえ、アルコールの味は殆ど主張しない。大抵5年古酒にもなるとひねって、酸味を感じるけど、梅一輪は殆ど感じませんでした。そんなお酒なので、鑑評会出品酒は少し物足りない感がありました。最初に舌慣らしに飲んで、吟醸純米、純米と飲んでいくのが順番としては良いですね。私は吟醸純米が一番好きです。
燗は、5年古酒、吟醸純米、吟醸辛口をいただきました。これも吟醸純米が良いかな。お米のふっくらした感が一番味わえたのがこれでした。5年古酒も悪くないけど、吟醸純米があるなら、これでいいかな。50度超で付けたのですが、適温は何度でしょう。
料理は刺身、水炊き、菜の花の酢味噌和えであわせました。刺身はものによりますが、鯛をしっかり噛んだ後に飲むと、とても美味しかったです。水炊きの白菜やネギあたりはまあよいのですが、豆腐は微妙に合わない感じがありました。冷奴なら多少は違うのでしょうか。
想像ですが、焼き鳥と吟醸純米の燗の組み合わせあたりが良いかも。後日試してみます。
2/7 追記
5年古酒、吟醸純米、吟醸辛口の燗で焼き鳥を食べてみたけど、吟醸辛口が一番合いますね。昨日、刺身やつけものを食べてる時は、吟醸純米のやわらかい感じがとても良く合ってるって思ったけど、焼き鳥や焼き魚だと、吟醸辛口のアルコールでキリっと締まった感じが料理との相性抜群でした。焼き魚はぶりの切り身で、焼き鳥はテール(ぽんじり)が一番美味しかったです。
普段飲むなら吟醸純米、焼き物なら吟醸辛口かな。燗冷ましも吟醸辛口がとても良かったです。
黄葉見SAKE2015
最終日の昼間に行きました。銀杏並木のライトアップ+露店は今までやっていたけど、日本酒の飲み比べは初めてだそうで。人が少なかったのは夜がメインだからかな。そして、最終日だからほとんどのお酒が売り切れてたのかな。
お酒は45mlの小さい御猪口(注がれるのは30~40ml)で、能登末廣 純米酒、不明(純米吟醸 吟ぎんが)、末廣 祝い酒 純米酒、屋守 純米吟醸火入れ、誠鏡 純米たけはら、を頂きました。
このイベントで良かったと思う点は、飲み比べ用に御猪口が2個もらえること。通常は1個なので、飲み比べができないんですよね。良くないと思う点は、お酒の頼みにくさ。トレーにお酒のリストの紙があって、その番号を伝えるのだけど、リストに書いてるのは都道府県・酒米・種類だけで、どの蔵のどの銘柄のお酒なのかが書いてないのです。一緒に渡されたパンフレットには書いているけど、こちらには番号が書いていないので、これを元に注文はできません。また、追加銘柄のリストが別途あって、こちらはパンフレットに書いていないので、何なのか一切不明です。売り切れた銘柄はカウンター前に番号で提示されるのですが、提示が間に合わなかったものがあると、カウンターで悩むことになるのですが、そうするとそこで詰まってしまい、後ろに行列が出来てしまいます。
そばにいたお姉さんたちが、睡龍はぬる燗が美味しいよ、そういうのお酒ごとに考慮して出してくれたらいいのにね、って話してましたが、これはそういうイベントではないと思うので、無理だと思います。まんさくの花を頼んだら、丁度なくなっていたらしく、代わりに似たタイプのお酒ではなく、東北のお酒で残っているお酒を薦められました。
ちえびじん
昨日久しぶりに飲みに行ったんだけど、ちえびじん 酒未来とポテトサラダの組み合わせが最高に美味しかったです。
ちえびじんって大分のお酒で、安いやつだと2200円(ひとめぼれ)だし、他のも3000円前後で安くて、フルーティーだけど飽きがなく飲み続けられる良酒なので、もっと評価されても良いと思うのですが。少なくとも、数年前から甘くなりすぎた鍋島よりは好きですよ。
酒未来といえば、十四代からある日突然「お前の蔵で酒未来で酒を作らないか?」と電話がきた蔵のエピソードを思い出します。酒未来、良いですよね。べったべたに甘いお酒でもキレを加えてくれる、素晴らしい酒米だと思います。而今の酒未来、大好きです。最近飲んでないけど。
ちなみに、このお酒を飲んだのは神田の酒趣です。
第3回 日本橋エリア 日本酒利き歩き 2015 秋
前回疲れ果てて、もう行くまいと思ってたけど、最近日本酒関連のイベントにご無沙汰で幅が狭まっていたため、行くことにしました。16時くらいの参加で、2時間半あるし、と思っていたけれど、18時くらいになっても10~20分並ぶ店が多かったため、あまり飲めませんでした。参加したい方は開始時間からの参加をおすすめします。
今回は前回に比べ参加店舗がかなり増えてました。不参加の店もありました。馬刺し、美味しいですよね。当日食べてないけど。馬喰ろうは人形町店しか行ったことないけど、「うちは他の店より日本酒に自信がある」と言ってたので、特に他の店舗を試さず、人形町店に行ってます。今回、馬喰ろうが提供していたお酒は長野 米澤酒造の今錦です。最近行ってないのですが、今行くと今錦を飲みながら馬刺しが食べられるのかな?おたまじゃくし、合いそうですね。今錦伝・新今錦伝はなかったけど、時期的に無いんだっけ?覚えてません。
参加店でちょっと驚いたのは、日本橋とよだ。ここって、コースのみで諭吉レベルの料亭だったような。お酒は広島 藤井酒造の龍勢。燗がとても美味しいお酒なのだけど、人いっぱいで辛かったので、ひやおろしだけ戴いて帰りました。多分、神田の酒趣に行けば飲めると思うので、近いうち行きます。
最近わりとお気に入りの愛媛 近藤酒造の華姫桜は、コレド室町2内のお店でやってて、これもちょっと驚きました。飲み屋フロアなので、そこまで驚くほどでもないかもしれないけど。華姫桜は、酒米にしずく姫を使ったお酒が、甘すぎない華やかさがあって、一番好きです。ポテサラ/煮込み系の野菜とか、たたき系のお肉とかいいんじゃないですかね。多分一通りは飲んでると思うけど、食べ物との組み合わせの確認をやっていないので、いつか試してみたいです。飲食店さんがやってくれると楽なんだけど(人集めるの辛い)。
全体的な感想としては、回を重ねるごとに参加店が増えてる、1つの蔵のお酒の種類が減った(以前は10種くらいあったけど、今は5種くらい?)、蔵の人と全然話が出来ない、各店舗の入場整理が訓練されてきてる(食事客でつかえて、飲みたいだけの人にとってはマイナスの意)、主催だと思ってた酒屋で扱ってないお酒が急に現れた、です。堀留町あたりは住宅(マンション)が多い地区だけど、参加してる飲み屋がいくつかあって、その道端で騒いだり、酔いつぶれてたりする人がいて、住民から苦情が来ないのかちょっと心配でもあったりします。
露堂々、改め、露燦然
飲み仲間内でみんなから好まれていた石川県の吉田酒造の手取川 露堂々(つゆどうどう)が今年はつくっていないという話を人から聞きましたが、どうやら名前を変えたとのこと。その名は、露燦然(つゆさんぜん)。
何故急に名前が変わったのか
どうやら商標の問題だとかで、特許電子図書館にて商標を調べてみたところ、出羽桜酒造が登録していたようです。
[INPIT]特許電子図書館(IPDL)サービス一覧 | 独立行政法人 工業所有権情報・研修館
【商標登録番号】 | 第4164413号 |
【登録日】 | 平成10年(1998)7月10日 |
【登録公報発行日】 | 平成10年(1998)9月3日 |
【出願番号】 | 商標出願平8-97515 |
【出願日】 | 平成8年(1996)8月29日 |
【先願権発生日】 | 平成8年(1996)8月29日 |
【更新申請日】 | 平成20年(2008)6月19日 |
【更新登録日】 | 平成20年(2008)7月22日 |
【存続期間満了日】 | 平成30年(2018)7月10日 |
【商標(検索用)】 | 露堂々 |
【標準文字商標】 | |
【称呼(参考情報)】 | ツユドードー,ロドードー |
【ウィーン図形分類】 |
【権利者】 | |
【氏名又は名称】 | 出羽桜酒造株式会社 |
【住所又は居所】 | 山形県天童市一日町1丁目4番6号 |
【類似群コード】 | 28A01 28A02 28A03 28A04 |
【国際分類版表示】 | 第6版 |
【区分数】 | 1 |
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】 | |
33日本酒,洋酒,果実酒,酎ハイ,中国酒,薬味酒 |
吉田酒造側がいつから露堂々をつくっていたかまでは分からないのですが、商標登録はしていなかったみたいですね。露燦然は登録されていました。
【商標登録番号】 | 第5606152号 |
【登録日】 | 平成25年(2013)8月9日 |
【登録公報発行日】 | 平成25年(2013)9月10日 |
【公開日】 | 平成25年(2013)5月16日 |
【出願番号】 | 商標出願2013-26940 |
【出願日】 | 平成25年(2013)4月11日 |
【先願権発生日】 | 平成25年(2013)4月11日 |
【更新登録日】 | |
【存続期間満了日】 | 平成35年(2023)8月9日 |
【分納満了日】 | |
【拒絶査定発送日】 | |
【最終処分日】 | |
【最終処分種別】 | |
【出願種別】 |
【商標(検索用)】 | 露燦然 |
【標準文字商標】 | 露燦然 |
【称呼(参考情報)】 | ロサンゼン,ツユサンゼン |
【ウィーン図形分類】 |
【権利者】 | |
【氏名又は名称】 | 株式会社吉田酒造店 |
【住所又は居所】 | 石川県白山市安吉町41番地 |
【類似群コード】 | 28A01 28A02 28A03 28A04 |
【国際分類版表示】 | 第10版 |
【区分数】 | 1 |
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】 | |
33 日本酒,洋酒,果実酒,酎ハイ,中国酒,薬味酒 |
商標登録が重要なのを知ることができた一件でした。
人形町きく家はなれ利き酒会に行きました
年2回やっている、きく屋はなれ利き酒会に行きました。今回から本店も使用していて、本店とはなれを行ったり来たりしました。蔵人がいない1部、いる2部の構成で、いつも2部はすごく混んでいて、蔵人と話をするどころかお酒も飲めない状況でしたが、今回の2店舗構成になっても相変わらずでした。参加者が増えたんですかね。はなれの1階は佐々木酒店のお酒が並ぶところでしたが、ここだけは今までに比べて人数が減った気がします。
今回の目的は米澤酒造の新今錦伝で、これはひと通りいただきました。純米吟醸 長野ウルトラD 瓶火入れ、美味しかったです。燗はぬる燗くらいですかね。今錦と新今錦伝の違いってなんでしょう?今錦のラベルはおたまじゃくしで、新今錦伝のラベルは花札っぽいやつでした。最近のお気に入りなのでお話してみたかったのですが、人いっぱいだったので諦めました。
羽根屋の蔵人にはスタッフに道を切り開いてもらって、なんとか挨拶することが出来ました。プリズムがまだあるんだーって思ったら、丁度2,3日前にしぼったばかりのものだそうです。四季醸造を始めたので、プリズムもしょっちゅう飲めるのかな?とは思っていたのですが、ラベルが全く同じだったので気づきませんでした。こういうのに出会えるから、こういったお酒の会は良いですね。